rokkiの備忘録

地道こそ近道

今日学んだこと#0006

論文アノテーション(30本)

1つのトピックに関する論文を30本*1読んだ.読んだ,といっても1から全部読むのではなく,タイトル,アブスト,図,実験で用いたデータ,評価指標に絞って流し読みした. アウトプットとして,task,method,architecture,data,metricsをまとめる.1本あたりにかけた時間はおよそ6分.手法の詳細や,細かい背景はほとんど追えないが,研究の流れをざっくりと把握することができる.

メタサーベイという言葉があるが,それよりもっと機械的でチープな行為であるため,これを論文アノテーションと名付けることにした.

「新しい分野を勉強するときは分厚い本から入る」

”人生を面白くする 本物の教養” 著 出口治明の一節で出逢った言葉.

分厚い本には詳しく高度なことがたくさん書かれていますから、最初は何が書いてあるのか分からず、読むのが大変です。(略)。それでも、たいていは部分的にしか理解できませんので、最初の一冊は「点の理解」にとどまります。二冊目を読むと、こんどは少しずつ点と点が結びついてこれまで理解したことが繋がり始めます。「線の理解」、すなわち線が浮かんでくるのです。分厚い本を5冊読んでから薄い本を読むと、それまでの点がすべて線になってつながり、(略)一挙に「面の理解」に広がります。

筆者はこれを新社会人の教訓になぞらえ,最初は地獄(の上司)を経験し,後に天国(仏の上司)を経験するほうが楽であり耐性もつくと述べた.

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学生時代(今もそうだが),テスト,受験,部活,研究,就活といった,多くの地獄と天国を経験したため,この考えは非常に共感できる.であれば,これからの人生は率先して(後に天国を経験できると期待して)地獄を選択していくことが重要なのだろう.実践は困難を極めそうである.

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